腕時計からロケットまで、精密機械の世界

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最も巨大な精密機械?ロケットについて

ロケットは燃料と精密機械で飛ぶ!

HーⅡAロケットは高さ50m、重量445tありますが、その重量の内訳は重さの70%が燃料で、それ以外のロケット重量の30%、約130tはすべて精密機械だと言えます。

そんなロケットの部品の中でもっも精密な構造をしているのがロケットエンジンです。 
HーⅡAロケットエンジンLE-7Aは、液体酸素(-183℃)と液体水素(-253℃)を燃料に318万馬力を出すエンジンですが、ロケットの燃料は超低温であり同時にに二種類の燃料をターボポンプで送り出すため、超高圧の燃料がロケットの燃料パイプやバルブに超高圧の負荷をかけます、もしこの時パイプに加工不良やバルブに動作不良が起きると圧力でロケットが爆発を起こしてしまうのです。
そのため、ロケットエンジンの部品は最高精度が求められます、まさにロケットは最高精度の精密機械なのです。

生活と宇宙をつなげる「三菱重工」

数か月に一度HーⅡAロケットの打ち上げをニュースなどで知る方もいるかと思いますが、現在HーⅡAロケットの打ち上げ事業はどこが行っているかご存知でしょうか?
国の機関であるJAXA(宇宙航空研究開発機構)が行っていると思われている方もいると思いますが、実は2007年9月、HーⅡAロケット13号機から民間企業である三菱重工が主体として打ち上げ事業を行っているのです。

宇宙開発というと、身近では無いと考えてる方がいると思いますが、実はサービスとして毎日利用しているのです。
最も身近なのは天気予報ですね、さいきん天気予報の精度が上がったと感じる時は無いでしょうか?
実は2014年にHⅡAロケット25号機で打ち上げた、気象衛星ひまわり8号の気象観測の精度が格段に向上したことにより、急激な気象変化の予想や従来よりも細かい地域の気象予想が可能になったのです。そしてこの衛星の開発を行ったのも三菱重工でした。


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